あっちゃんです
グーグルがPageRankを表示する機能をGoogleツールバーから廃止することを決めましたね。
TBPRのメジャー更新が2年以上されていないことから目に見える形でのページランクはかなり形骸化してきました。
そういう状況の中、私たちの目に見えない形での「真の意味のページランク」は未だに随時更新されています。私たちの目からはPRの更新がわからないけどもグーグルの人達はわかるようになっているんですね。
昔はGoogleツールバーで表示されていたグーグルのPageRankと「真の意味のページランク」にそこまで大きな乖離度はありませんでした。以前は定期的にグーグルのPageRankの更新が行われていましたから。
TBPRのメジャー更新がされない状況が続きGoogleツールバーに映るPageRankが以前と比べると信頼が低いものに変わりました。
そういった事情があるにもかかわらず高いページランクのドメインは今でも高い人気があります・・・未だに多くの方にPRランク偏重主義というかPageRank絶対主義みたいなものが浸透していますから。
今は力が弱くなりましたが、過去に強い力を持っていたという実績とある手法を使用すれば高いPRランクドメインを有効活用することは出来ます。純粋にあるドメインが持っている力だけを考えるとPRがあろうとなかろうとあまり違いはないと私は思っています。
もちろん高いページランク付きドメインで「グーグル内部で秘密にされている真の意味でページランクも高いドメイン」も当然残されており、それらが高い価値を持っていることはいうまでもありません。
いわゆる美しく華麗なドメインですよね。希少種です。
でもこのようなドメインばかりを求めているとコストが非常にかさみます。
全世界で実質を伴った高ページランクドメインは大人気ですから取得するにはそれ相応の対価を支払わなければならないのは言うまでもありませんよね!
このような希少なドメインばかりを収集すればかなり強いリンク資源を確保することは間違いありません。
でもそれが実現出来るのはかなり金銭的な余裕がある人だけだと思います。
毎月数百万円をドメイン取得費に使用する余裕がある人は良いでしょうが、中古ドメインの取得費用を出来る限り抑えたいという方は数が少ない希少ドメインに固執しない方が賢明です。
ではどのようにしてドメイン資源を確保すればよいのでしょうか?
答えは簡単。100点満点を狙わないということです。
つまり完全無欠なドメインではないけれど力を持ったドメインを低価格にて多く取得することでリンク資源を確保するのです。
それを実現するには中古ドメインのスペックを見定める能力が不可欠です。果たして中古ドメインのスペックってそんなに簡単に見極めることが出来るのでしょうか?
Majesticやahrefs、MozやWayBackなどのツールを使いこなせばドメインのスペックを見極めることはそこまで難しいことではありません。
Majestic、ahrefs、Mozはそれぞれが異なる指標でドメインを評価しているので、ドメインのスペックをはかるには非常に役立ちます。またWayBackを確認することにより過去の運用履歴をチェックすることが可能となります。
これらのツールを利用することによりドメインのスペックが把握でき「真の意味のページランク」に近づくことが可能になります。とはいえ見極める指標が分からないという方もいるかと思います。
中古ドメインを選ぶ際の指標の全てをこの記事で書くことは無理ですがまずは中古ドメイン選定の基準はシンプルに考えましょう。
「シンプルに考える?」「一体どういうこと?」・・・・まぁまぁ落ち着いて下さい。
まずは難しいことを考えずに信頼に足る被リンクが付いている中古ドメインを選ぶことに注力しましょう。
Googleツールバーからページランクが無くなっても被リンクの力が弱まるわけではありません。
グーグルが外部評価としての被リンクの評価をなくすことは考えにくいです。グーグルは外部リンクを評価するアルゴリズムを取り入れることにより検索エンジンの頂点に君臨したと言っても過言ではありません。そんなグーグルが外部リンクの効力を否定するようになったらそれは自己矛盾以外の何ものでもないですからね。
なので「グーグルは信頼のおけるコンテンツからのリンクを評価してそれを検索エンジンで上位表示させるための重要な指標として取り入れている」という基本に立ち戻りましょう!
中古ドメインの需要が今後どうなるのかわかりませんが、ドメインの強さはやはり被リンクの力によるところが大きいのはおそらく今後も変わらないはずです。
とすると貼られているリンクがどのようなものかということをまず第一に考えればいいんです。
つまりバックリンク元が信頼出来るウェブページかというところにフォーカスしましょう。
例えば、個人商店からのリンクと国防総省からのリンクが入っている場合、どちらのリンクが信頼性が高いということは誰から見ても明らかですよね。
またバックリンク元がリンク集で発リンクまみれのページからのリンクなのかしっかりとした記事からの文中リンクかどうかでも違いが出てくるはずです。
もちろんリンクが密集しているところからの被リンクでも非常に高い外部SEO効果がある場合も多々あり断定は出来ませんが、確率論で考えればすべてのリンクがリンク集みたいなものからのものよりも、若干はリンク集みたいなもののリンクはあるけども記事リンクなどもあり、リンクの多様性がある方が信頼出来ますよね!
・教育機関や政府機関、国や地方公共団体、wikipediaからのリンクがある
・隠しテキストによるリンクじゃない。あからさまなワードサラダからのリンクじゃない。
・はてブやフェイスブックなどのソーシャルシグナルが立っている
・コメントスパムじゃないリンクである
etc・・・・
中古ドメインを選ぶ時に最低限、信頼に足るリンクが貼られているのかというところにフォーカスするだけで中古ドメインの選定は大分楽になるはずです。
今までGoogleツールバーで表示されているPRの総和のみでドメインの評価を考えていた方は評価方法を変える必要がありますが慣れればすぐだと思います。
「良いドメインには良いリンクが入っている」
まずはここだけ頭に入れると良いでしょう。
良いリンクの定義って何っ?ってことやその他の選定基準の要素についてはまた別の機会に!
(追記)
余談ですがつい先日リリースした中古ドメインの下層のディレクトリ構造の再生に役立つウルフドメインのRinCaの評判が高く嬉しいです。良いリンクが入った下層ページの復元がクリック一つで出来るため便利であることは間違いないと思っていたのですが。
